愛する勇気.

アドラー心理学と聖書。クリスチャンなりに実践し更新しています。

「目的論」は「目的」に…

アドラー心理学」の用語を「聖書」の用語に置き換えるコラム

 

「目的論」とは,「人はみな何かしらの目的に沿って生きている」という考え方のことです。この点でよく例として引き合いに出されるのが「トラウマ」です。例えば,トラウマのせいで引きこもっている人がいるとします。その人が「なんらかのつらい経験をしたこと」や「人と会うのが怖いと感じていること」などは事実かもしれませんが,同時に,「引きこもる」という決定をしたその人にはなんらかの目的がある,と考えます。「人と向き合うことから逃げたい」とか,「誰かの注意を引きたい」とか,なんらかの目的があり,そのために「トラウマを利用している」と…。「トラウマ」という心の傷を,目的を達成するために利用している限り,トラウマを克服することはできません。

聖書のエレミヤ17章9節には,「心はよろずの物よりも偽るもので,はなはだしく悪に染まっている」とあります。心は,自分を正当化したり,さまざまな言い訳を考え出したりして,「なんとしてでも自分のしたいことをしよう」と必死になります。心が必死になるのは,目的があるからです。目的がなければ,正当化する必要も,言い訳をする必要もありません。

自分の心に騙されることなく,自分の本当の目的に気づき認めることができれば,物事は動きます。自分の心の中の「悪」を認めることができれば,「その悪と闘いたい」という勇気が湧いてきます。心の中に「悪」があるのはあたりまえのことです。一番悪いのは,それを認めようとしないこと,言い訳と正当化を繰り返し,本当の自分から逃げ続けることだと思います。

勇気を出して,自分の心を直視してみましょう。そうすれば,さらに勇気が湧いてきます。

 

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